札幌練成会 発寒教室を担当している永吉です。

先週、出題した問題の答え合わせです。
まだ取り組んでいない方は、ぜひ保護者の方々も子どもたちと一緒に取り組んでみてください。

★ 問題
ジュースの空き瓶を5本持っていくと、あたらしいジュース2本と交換してくれるお店があります。
ジュースを200本以上飲むにためは、最も少なくて何本のジュースを買えばよいでしょうか？

★ 答えは… 122本です！

★ 考え方
まず、まとめて購入！ではありません。
小まめに買う回数を重ねていくといいです。

はじめに5本買うと空き瓶5本と交換で新しいものが2本もらえます。
すると、2回目以降は3本買えば空き瓶が5本揃うので、新しいものが2本もらえることになります。
これを何度もくり返して200本以上になるように考えればいいのです。
何回くり返せば200本を超えるかは、計算してもいいし、書き出してもいいし方法は1つではありません。

式にしてみると、下のようなことになります。
（200-5）÷5＝39　…【買う回数】
5＋39×3＝122【本】

ただ、この問題では、式を立てて答えにたどり着くことを目的に出題はしていません。
問題がどこにあるのか、そこにはどのような規則性があるのかを考え、試行錯誤しながら、たとえ泥臭くても答えにたどり着こうとする問題に対する姿勢とあきらめない気持ちを育てるための問題です。

札幌開成中受験の適性検査で求められているのは、算数的な処理能力や受験テクニックではありません。

スクールポリシーの中のカリキュラムポリシーにもあるように、
『知・徳・体のバランスの取れた人材を育成する』
『思考力・判断力・表現力を育成する』
『論理的思考力を育成する』
これからの将来にも必要な「考える力」「楽しむ力」の根源となる部分を大切にしています。

そして、これはどの小中学生にも求められる必要な力だと考えています。
ぜひ、今一度、目の前の課題に取り組む際に、それを楽しむことを忘れずに一緒に目標達成に向けての努力をしていきませんか？

練成会講師一同、みんなの挑戦をお待ちしています。

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