みなさんこんにちは。札幌練成会の倉島です。

練成会では、学習面や進路についてのお悩みを塾生・保護者の方より随時受け付けしており、教室ではたくさんの相談をいただきます。
今回は生徒の相談の中から、あてはまる人も多いのでは？というお悩み、その時に生徒にお話しした内容を紹介します。

塾生より。
『忙しくて、集中して勉強する時間がどうしてもありません。
　しかし、父からは「家で1日2時間勉強しなければ部活動をやめさせる」と言われていてピンチです。
　先生、助けてください。』

先生から。
2時間家庭学習する場合、まとめて2時間通しで机に向かわなければいけない、と思っていませんか？
例えば、『20分+30分＋10分＋60分…これも立派な2時間』です。

部活動、委員会などなど忙しい中で、まとまった時間が確保できないのは仕方ありません。
でも、細かい時間を足すと、結構な時間ができるはずです。

もちろん、まとまった時間を確保するのが理想的。
でも、初めのうちは、夕食後の20分、お風呂入る前の10分など細かい時間を利用し、「ちりも積もれば…作戦」で勉強の時間を作り出す意識を持とう。
そうすれば、家ではどんな勉強ができて、どれくらい時間がかかるか？までもわかるようになり、時間の使い方がうまくなりますよ。
結果的に目標以上の時間が確保できるようになるはずです。

この生徒さんは、話の後から塾の自習室で勉強して帰るようになりました。
また、「授業のない日は家でも勉強できるようになった！部活もやめない！」と嬉しそうに報告してくれました。

学習の内容はもちろん、それ以外の悩みも誰にでもあることだと思います。
また、勉強には『やってみないとわからないこと』や『人から言われて初めて気づけること』が多いです。
そのようなそれぞれ生徒や保護者の方が抱える悩みを解決していき、無理なく勉強していく環境を作るのも、学習塾の役割だと思います。